こんにちは!
ありがたい事に2017年の10月の宅建試験に合格したわけですが、僕は不動産業は完全に未経験です。
不動産の取引業務で2年以上の実務経験があれば、試験合格後すぐに宅建士登録を受ける事ができますが、未経験者は今回紹介する「登録実務講習」の受講が必須となります。
1ヶ月ほど自宅で専用のテキストで勉強し、2日間のスクーリングを行い、スクーリング2日目に修了試験を受けて、8割以上の合格点で晴れて宅建士に登録する資格がGETできます。
スクーリング?試験?8割以上?と、宅建は試験合格後もそんなに大変なのか?と思いそうですが、決してそんな事はありませんでした。
くそチートでした
今回実際に受けてきましたので、試験は難しい?事前の勉強はどの程度必要?など、その実態を紹介していきます!
2週間で宅建合格した実録記事はこちら
料金面
今回受けるに当たって色々調べて見ましたが、概ね1万円後半〜2万円半ばのところが多かったです。
ちなみに僕は1万5000円程度のところに申し込みました。(期間限定で半額になっていました)
調べてみると早期に申し込むと大幅な値引きがあったりもしたので、色々調べて見て損はないと思います。
そもそも宅建登録実務講習を行っている機関自体が少ないので、比較も苦にならないと思います!
また、少ないが故に、値段で比較するような選択肢が無い都道府県も多くあるかと思います。
僕は福岡人で福岡で講習を受けましたが、山口や熊本、佐賀など他県から来ている人も多かったです。
なので、価格に関しては1万円代で見つかればラッキーって認識で良いかと思います。
申込み以降の流れと講習内容
申し込み機関によって様々かと思いますが、僕の体験で書いていきます。
まず申し込みをしたら実際のスクーリングの日付の1ヶ月程前に教材が届きました。
割とビックリするくらい分厚いテキスト1冊+問題集(スクーリングで使用)+DVD+その他諸々の書類
最初にざっくり書類に目を通したら1ヶ月前からこのテキストを読んで頭に入れて、問題集に目を通して、DVDも見ておくように。との事でした。
えぇ。従いませんでした。宅建の本試験もギリギリスタートでしたから。
そして日が迫って来た頃、部屋の片付けをしていたら、その書類達が瓦礫の中から久々に顔を出して、改めて目を通していたら、なんと、事前に提出する小テストがあったのです!!!
X月X日必着。未提出の場合、講習を受けられません。
という、恐ろしいものでした。
ギリギリ期日前に気づいたので、その問題を急いで解いて(テキスト読んでネットで情報調べながら)間に合いました。
書類にもそのテスト結果は講習に影響しませんとは記載されていましたが、本当に提出さえしていれば大丈夫そうでした。
そのテストを解くタイミングで軽くテキストには目を通し、あっという間にスクーリングの日がやって来ました。
土日の2日間で、9時〜17時までってスケジュールなので、なかなか仕事しながらだとしんどかったです。週休0日ですから (T-T)
スクーリングでは、結構小刻みにスケジュールが刻まれていて、分野ごとの勉強を進めていく感じでした。
講師がホワイトボードを使って説明する座学スタイルでしたが、数時間それをした後は、実際に重要事項説明の空欄を埋めていくような内容でした。
そしてグループで答え合わせをして、全体で答え合わせと。いった流れでした。
率直な感想を言うと、講師もめちゃくちゃだし、教材もめちゃくちゃでした。受けた機関が微妙だったかな?とは感じています。
問題を解かされるも、教材や資料の情報が浅すぎて、正解にたどり着けないんですよ。
そして答え合わせの時の講師の発言は「多分こんな感じでしょ〜これは資料が悪いね〜」って。
結構呆れますね。
せっかく費用払って受けてる訳ですから、しっかり学ぼうと言う姿勢で挑んでたのですが、やる気なくす感じでしたね。完全に。
そもそも講師自体のやる気が皆無でしたので。(生徒が問題解答、答え合わせ中寝てました)
余談(愚痴)を言うと、僕が受けたところは、すごく高齢の講師だったんですが、かなり感じが悪かったです。
多分身なりとかで嫌われたんだと思うんですが(講師の方、老害気質満点だったので)、
僕は時間ちょうどで動くタイプなのですが、時間通りに朝来校しても、休憩後時間通りに着席しても、僕を無視して講義を毎回始めてました。
更には分からないことは質問しなさいと促してくるので、学びたい僕は質問するんですが、質問しても答える気すらなさそうで、すごく心外でした。
こんな感じ↓
すみません!ここの計算式ってなぜこうなるんですか?(建ぺい率)
はっっ??
なんで0.4掛けるんですか?
そんなのは常識たい。当たり前のこと。そんなことを聞くなくんて◎△$♪×¥●&%#?!
そんなスッキリしない講習を2日間受けました。
2日目の最後の1時間で修了試験を受けます。
そしてその場で提出して、その場で採点され、合格点であれば即日で修了証が発行されました。
修了試験の難易度は?
記述の問題と選択問題がありました。
一応、8割のボーダーラインがあるので少し怯えましたが、驚くほど簡単でした。
2日目の講習の午後とかはほぼ、試験対策なんですよ。
ここが出ますよ。って。記述についても選択についてももれなく回答を教えてくれるので、2日目の午後だけ起きてれば問題ない!って感じです。極端に言うとですが。笑
しかも自分で書いたメモやテキストも見ながら回答して大丈夫なので、ここは出ますよ。と言われたところをしっかりメモして入れば何も怖いことはありません。
講習機関のサイトでも合格率98〜99%と謳われていますが、その通りだと思います。
1ヶ月前からのテキストを見ての自宅勉強も修了証をもらうのだけが目的であれば必要ないかと思います。
僕は不動産業に進む予定もつもりも無いので、資格さえ取れれば良かったですが、もちろん、不動産業に従事している方はしっかり勉強してください^^; あまりいい教材とは言えませんが、、、^^;
いや、やはりその1ヶ月の勉強期間も、もっと有意義な教材で学んだ方がいいかもしれません。
とりあえず、この講習は宅建試験に合格した方が受ける講習なので、頭のいい人達だと思うんですよ。
なので、100%心配なし!でOKだと思います!
まとめ
今回受けて思ったのが、登録実務講習は建前って感じですね。
この講習で知識が入るか?と言うとほぼそんな事ありませんね。
そしてこの登録実務講習を受ける事で、実務経験2年の人と同じく宅建士の登録申請ができる訳ですが、これをもって実務ができるか?と言うとそれも無理だと思います。
なので、建前なんだろうなと思います。
できれば2日も講習があり、分厚い教材が届く訳ですからもっと教材の質を向上させて、講習の質も向上させて、完璧は無理でしょうが、何となく不動産の取引業務が自分でもできそうなイメージが持てる程度のクオリティーになって欲しいなと思いました。
とりあえず、ビビる必要は無いです!
ただ沢山学ぶぞ!と意気込んでも挑んでも、がっかりするオチだと思います。(機関によるとは思います。そう願います。)
そんな感じで宅地建物取引士になる為の「登録実務講習」について紹介しました。
何かの参考になれば幸いです。